絵で見るおすすめ度
★★★★★
背表紙が見えるように格納する金色の箱に原書版と翻訳版
二冊が納まっている。
原書版はペーパーバックより少し厚手の表紙に油紙のカバーが被せてある。
ルイス・キャロル直筆の文字と挿絵が印刷されて90ページ。
封書と写真付便箋一枚が一セット本の中に挟まっている。
原書はアリスの絵から始まってる。
翻訳版は単行本のように厚紙の硬い表紙で、日本語とテニエルの挿絵が
載っている。84ページ。ウサギの絵から始まっている。
原書版は手描きの印刷だが、作家は几帳面な性格らしく、ほとんど標準
字体で書かれているので、英語に不慣れでも読むのに苦労しない。
少しL(エル)を読み間違える場面があるかもしれない。
キャロリアン必携おすすめ度
★★★★★
かつて、ドジソン先生がアリス・リデルに送ったプレゼントブックの復刻版です。
この本を見つけた時には、条件反射に近い反応で購入してしまいました。
中の挿絵は、有名なジョン・テニエルの挿絵ではなく、
(当たり前ですが)ドジソンの物が使用されています。
キャロル自身に対する解説本以外で、この挿絵が使用される例は非常に少ないうえ、
「地下の国のアリス」の本自体が皆無に等しいので、ファンには嬉しい限りかと…。
翻訳も付いていますが、メインは「復刻版」です。
また、内容としては言葉遊び(無論英語)や、パロディも多用されるため、
その手のことに「面白さ」を見出せる人向けです。
むしろ、手書き本としての性質もあるため、
既にキャロルの魅力を知っているファンのための本です。
初心者の入門用にはお勧めしません。
とくに、「アリス=ゴスロリ」というイメージを持っている人には、全くお勧めできません。
「萌えっ子」好きにも全然お勧めできません。
私的な見解ですが、
万人向けの本とはいえないと思いますが、「ファンなら是非一冊手に入れておきたい本」でしょう。
また、元がプレゼントブックだった訳ですし、装丁も綺麗なので、
一言添えてプレゼントすれば喜ばれると思います。
「キャロル=論理・ナンセンス・パロディ」
この図式にピンと来るタイプの方には、お勧めできる一冊です。
地下の国のアリスおすすめ度
★★★★★
「不思議の国のアリス」は、その元はこの本の「地下の国のアリス」が元になっています。このような形で出版されるのはとても嬉しく思います。
ルイス・キャロルの言葉遊びは訳文でなく原文を読まないと意味不明なことも有るのですが、楽しく読めました。
アリス関係の本は集めているのですが、「地下の国のアリス」は現在出版されているものとしてはこれだけでは無いでしょうか。
むろん訳だけ読んでも楽しいのですが、テニエルとは違ったイラストを見るのもいいし、原文を読んでも楽しいと思います。
☆アートブックのようです☆おすすめ度
★★★★★
写真ではわかりにくいですが、ケースは模様の入ったゴールドで、とてもきれいです。ルイスキャロルの原画は、なんともユーモラスで味があって、絵を眺めているだけでも楽しめます。直筆の文章とあわせて、アートブックとしても楽しめると思います。
2倍楽しめる本の宝石!!
おすすめ度 ★★★★★
マザー・グースの延長線上に燦然(さんぜん)と輝く、ルイス・キャロルの人柄が伝わってくる、ことば遊びと空想力の結晶!
生涯あなたをとらえてはなさない名作です。
英語でも読むなら2倍面白くなるでしょう!
作者ルイス・キャロルこと、数学のドジスン教授は当初出版の自信が全然無かったというのですから驚きです!
♪ドジスン教授がドジをした! アリスを出さないドジをした!
出したらアリスは世界一! アリスの人気は世界一!♪