いとこが海外旅行の際に買ってきたという本書を、鮮やかな表紙のイラストに見せられて手にしました。パラパラとめくっているうちに挿し絵のすばらしさと独特なシュールなキャロル節に引き込まれ、ついつい読みふっけてしましました。「不思議の国のアリス」を読み返すのは小学校以来でしたが、とても懐かしく、また「鏡の国のアリス」は初めて読んだのですが、これもまた存分に楽しむことができました。いとこの本を借りて読みましたが、何だか手放すのが惜しくなり自分用に一冊購入することにしました。価格もリーズナブルですし平易な英語で書かれていますので、英語の原書にチャレンジしてみたいと思っている方は是非! Also, don't miss- Quest by Giorgio.
手ごろな価格とそれに見合った品質おすすめ度
★★★★★
不思議の国のアリスと鏡の国のアリスの両方が収録された本です。
紙の質は、週刊漫画誌より若干良い感じです。文庫本などではないため、紙質は良いとはいえませんが、価格などを考えればこんなものでしょう。なによりも、不思議の国のアリスと鏡の国のアリスの両方が収録されてこの値段ですから、良しとすべきです。この手の類の本が、日本で出版されるようになれば、若い人の活字離れも減るのではと私は思っています。日本の書籍の値段は高すぎるように感じています。
ジョン・テニエルの挿絵は、すべて収録されているようです。少し絵が小さいのが残念ですが。このジョン・テニエルの挿絵を私は非常に気に入っています。ちなみに、ジョン・テニエルの挿絵をフィギュア化した、海洋堂制作の食玩があります。
チープな感じの本ですが、電車の中で読んだりするには、軽く持ちやすいので、とても良い感じです。語学の初歩の勉強に向いていると思います。
概要
森の中でお茶会を開く帽子屋マッド・ハンター、やたらと首切りしたがる公爵夫人、顔や手足は動物なのに甲羅があるニセ亀、ハートの女王、チェシャ猫…。本書には、風変わりであっと驚くようなキャラクターが次から次へと登場する。これぞ、究極のナンセンスを知る達人ルイス・キャロルの真骨頂だ。 本書は、『Alice's Adventures in Wonderland』(邦題『不思議の国のアリス』)と『Through the Looking Glass』(邦題『鏡の国のアリス』)の2大傑作を収録した保存版。どちらも、いつの世も斬新な魅力を放ち読者の想像力をかきたてる、あまりにも有名で奇想天外な小説だ。
最新技術で鮮やかによみがえった、ジョン・テニエルによるオリジナル版の美しい線画も楽しめる1冊。