アメコミ風アリスおすすめ度
★★★★★
アリスを知っていても知らなくても楽しめる一冊です。
かなり豪快に飛び出すので英語が分からなくても楽しめます。
ただし、細工が引っかかりやすく細かいところが壊れやすい感じがするので、
一番見せてあげたいお子様に渡すには、危なっかしいというジレンマがある一冊です…
まあ、ソレを差し引いても買う価値のある一冊だと思います。
特徴としては、数あるアリス本の中でもカラーリングが斬新で、
アメリカンコミックスを思わせる色使いです。
ディズニー版以上に強い色調なので、この点で好き嫌いが分かれそうな気がします。
また、形式上メインページ(ポップアップページ)に、
サブページをつけて本文を記述する形を取っているので、
メインのポップアップは6つしかありません。(*しかけはもっといっぱいありますよ!)
人によっては物足りなく感じる人もいるかな?
しかし、ポップアップ以外にも小技が効いているので、そこを楽しんでもらいたいです。
絵柄は(おそらく)ジョン・テニエルを意識していると思われますが、
テニエルのものではありません。
色調同様独特なので、やはりここでも好き嫌いが分かれそうです。
つまり、テニエル風なのにテニエルではなく、しかも色調がアメコミなので、
テニエル版の絵や、ディズニー版の絵に思い入れがある人は避けたほうが良いでしょう。
全体評価としては、万人向けの「楽しめるアリス」だと思います。
子供向けの話のネタには最適で、プレゼントにもお勧め。
ただし前述の通り、壊されないように注意が必要です。
私はたまに開くと、子供の頃のドキドキを思い出せそうな気がします。
素晴らしいです!
おすすめ度 ★★★★★
飛び出すだけではなく、回ったり、浮いたり(?)と立体的な動きをします。
ページは少ないのかな?と思いきや、各ページの中に
数ページずつオマケが付いていて、お得な感じ。
繊細な部品があります。私は2日目で糸を切ってしまいました(汗)
子供には勿体無い!大人が楽しんでください♪
概要
開いた瞬間、その仕掛けにびっくるする、アメリカの絵本作家、ロバート サブタの飛び出す絵本です。不思議の国のアリスは、彼の傑作となっており、アリスや動物達が動く細工はまさに芸術作品です。子どもだけではなく、大人も楽しめる絵本です。 英語12ページ フルカラー
『不思議の国のアリス』原作の挿絵画家ジョン・テニール風のクラシックなイラストが見事なポップアップになった、『Alice’s Adventure in Wonderland』は、ロバート・サブダの最高傑作。ルイス・キャロルの原作に忠実なテキストを用い、ヴィクトリア朝風のぞきからくり、多面的なフォイル使い、触って楽しむ仕掛けなどの特殊効果を駆使した、何度も読みたくなる、そして読むたびに見とれてしまう作品。