初めて読むならこの本を!おすすめ度
★★★★★
アンネの日記には日々を書き綴った日記と更にそれを本人が清書・追加した改訂版の2つが存在します。
しかし両方とも完全な形では残っていないため、完全オリジナル版は世界中のどこにも存在しません。
「アンネの日記」というのは父親のオットーによって改めて編集されたものなのです。
ですから「完全版」とは言っても彼女の言葉一字一句を再現したものではありません。
それらを踏まえたうえで、この完全版は「アンネの日記」を初めて読もうとする方には、とても読みやすく最適な本だと思います。
密告により連行される日の3日前で日記は終わります。
日記を読み進めアンネの心を覗いた後に、彼女の15歳の短い生涯を考えると身につまされる思いがします。
この年で。。。
おすすめ度 ★★★☆☆
初版では削除された性に関する描写なども加えられた
完全版。
15歳の若さでよくこれだけ自分のことを客観的に述べることが
できたな、とその文章力に驚いた。
アンネはジャーナリストにもなりたかったようだが、ある意味で
その夢はかなったのではないか、と思う。