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アンネの日記

アンネ フランク
おすすめ度:★★★★★
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アンネとの対峙
おすすめ度 ★★★★★

僅か15年という短さでその尊い命に幕を閉じたアンネ・フランクが暗黒の歴史の中で懸命に綴った、いわば彼女自身のアイデンティティー、それが今も尚世界中で愛され読まれ続けている「アンネの日記」である。文学作品としての重要性の高い作品であるが、この日記の特質は、時代と国境を越えて万人の心に訴えかけるべきものを持っているという点だ。アンネの日記と対峙するとき、我々はそこに13歳の、そして14歳のアンネを前にすることになる。決して、本という名の記録媒体と向かい合っているわけではない。そこには、血と涙を持った非凡な、しかし本当は何処にでもいる一人の少女がいる‥‥。全ての人の心に必要な一冊。



正直に言うと
おすすめ度 ★★★★★

非難を覚悟で言うが、真偽について何かを思うほど、自分としてはこの本に真剣になれない。ナチスの行ったことだけではなく、戦争そのものの愚かさについては考えることがしばしばなのだが…。勿論、この本に書かれてあることは恐ろしい。二度と子供をこのような目に合わせてはならない、強くそう思う。しかし、それは例えば野坂昭如が書くようなフィクションを読んだ時にいだくのと同じ思いなのだ。その読み方が真摯さに欠けるというのなら、否定はできない。この本を偽作だと非難する人の方が、その意味では真剣なのだろうとは思う。
昔、図書館で小学生らしき子が「『アンネの日記』って本当に泣ける!」と言っていたのを聞いて唖然としたことがあるが、考えてみれば、戦争を体験していない人(自分を含む)は、その唖然としてしまうほど低いレベルから始めるしかないのかもしれない。



加齢と共に読後感が変化
おすすめ度 ★★★★★

初めて読んだとき中学生だった。
アンネに年齢が近かったせいもあり、親近感を感じた。
十代が終わり、いまやアンネの母エーディットに年齢が近くなっている現在。
色々な読みかたができるので興味深い作品。



いつの時代も考えることはそう変わらないんだなって。
おすすめ度 ★★★★★

英語の長文で出てきたのをキッカケに、手を取ってみた。興味こそあれど、何故か今まで読んでいなかったのだけれど、読んで良かった。

アンネが生きていた時代と、私が生きている時代の背景は全く違うわけだけれども、まず感じたのはいつの時代も、思春期に考えたり悩んだりすることはそう変わらないんだってこと。両親にきちんと自分を理解してもらいたい、というのはアンネだけではなく私も思っていることだし、他の多くの人も思っているだろう。一人ぼっちでもないのに、漠然とした孤独を感じる気持ちだとか。恋のことだとか愛のことだとか。エトセトラ。
そういったことが赤裸々に綴られていて、とても共感できると思う。できれば10代のうちに読みたい本。

また、人権問題や平和についての考えは、かなりのもの。ユダヤ人迫害について書かれた箇所も、見逃してはなりません。

特に、1944年5月3日の日記。今の日本にも、いや日本だけじゃなく世界にも、当てはまることがどれだけあるか。頭が痛いです。


いつの時代も考えることはそう変わらないんだなって。
おすすめ度 ★★★★★

英語の長文で出てきたのをキッカケに、手を取ってみた。興味こそあれど、何故か今まで読んでいなかったのだけれど、読んで良かった。

アンネが生きていた時代と、私が生きている時代の背景は全く違うわけだけれども、まず感じたのはいつの時代も、思春期に考えたり悩んだりすることはそう変わらないんだってこと。両親にきちんと自分を理解してもらいたい、というのはアンネだけではなく私も思っていることだし、他の多くの人も思っているだろう。一人ぼっちでもないのに、漠然とした孤独を感じる気持ちだとか。恋のことだとか愛のことだとか。エトセトラ。
そういったことが赤裸々に綴られていて、とても共感できると思う。できれば10代のうちに読みたい本。

また、人権問題や平和についての考えは、かなりのもの。ユダヤ人迫害について書かれた箇所も、見逃してはなりません。

特に、1944年5月3日の日記。今の日本にも、いや日本だけじゃなく世界にも、当てはまることがどれだけあるか。頭が痛いです。

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平本アキラ アンネの日記 山下智久