ニコラス・ケイジが最高に格好良い。予想を裏切られるが、心に熱いものが残る作品。おすすめ度
★★★☆☆
ニコラス・ケイジ扮する2秒先まで未来を予見出来る超能力を持つマジシャン、クリス・ジョンソンが
カリー(ジュリアン・ムーア)率いるFBIと共に
テロリストによる核爆弾テロからアメリカを守ろうとするのが予告編の内容だった。
その内容からすると、中途半端な予知能力を駆使しながら
核爆弾の行方を追って、最後には食い止めるという
スピードやダイハードの様なストーリーが目に浮かんでいた。
しかし、もちろん予知能力を最大限駆使する内容はその通りだが
予知夢に出て来ていた運命の女性リズ(ジェシカ・ビール)を愛し必死で守ろうとする姿がとても心を打つ。
ニコラス・ケイジがここまで男らしく格好良く見えたのは初めてのこと。
スリリングな内容の中にもユーモアが含まれていて
リズと出会う場面では、カフェで女性と知り合うための
様々な選択肢を予知し、その中で意外な選択肢が上手くいく所など
男性と女性の心理の違いが現れてとても面白い。
予知能力を最大限駆使する映像も見所。
未来の選択肢、分岐点を広げていく事で、言うなれば無限通りの未来を予見し、
その中から最良の選択肢を選ぶ事が出来る。
ニコラス・ケイジが無限増殖する様な映像はそれを物語っている。
ラストの締めくくり方は、賛否両論あるだろう。
しかし予想を裏切ったこの締めくくり方は、自分としては良い意味で予想を裏切られたラスト。
ニコラス・ケイジが一番格好良く、そして心を打ちホロッとさせる感情と使命感が残るラスト。
ニコラス最高。
利口なフィリップ・K・ディック映画は何処に?おすすめ度
★★★☆☆
私は此まで名作駄作含めて500作近くの映画を観てきた、その中にもフィリップ・K・ディック原作の映画が二作あったが、自分のなかではどちら共名作に思えた。 哲学的かと思えば以外に現実的で、主人公は脳の筋肉が発達為ただけかと思えば以外にパワフルだった。私はそういうディック映画が好きだった。謎に満ちた映画が好きだった。そういう映画を求めて映画館に臨んだのだ。
観てみてガッカリ、パワフルなだけだった、ディック映画にニコラス・ケイジは合わなかった!
ディックの社会風刺も見物だったが、原作を現代風に改悪したストーリーが風刺の意外性を阻害為ていた。音響効果だけは凄かったが、それだけだ。ディック映画に似合わない音楽に下手な視覚効果がマッチしていた。
この映画で注目すべきなのは今まででも使われてきたようだが意外性のある編集効果とジュリアン・ムーアの演技だ。彼女をスクリーンで観るのは恥ずかしながら「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」以来だが、又新たな役に成りきっている、キャラ的に言うと「羊たちの沈黙」のジョディ・フォスタを想像したぞ(自分だけか?)!
DVD仕様が嬉しい。最近のDVD業界はブルーレイとの差別化の為か品質の良いDVDを出したがらないのだが、このDVDはなんとdts仕様。さらなる臨場感が期待できるぞ。
「ライラの冒険」を含めGAGAのDVDに称賛あるのみ。
普通ですおすすめ度
★★★☆☆
これ!というインパクトを持たなかったニコラスケイジの作品。
ちょっとマトリックスをイメージさせるシーンもありました。
無難なとこだと思いますよ。
ドラえもんの机の引き出しを見て育った者として
おすすめ度 ★★★★☆
映像はきれいなんすよ。
FBIのオバサンもかっこいー。
「へーわりとおもしろい」と借りたDVDを見てました。
でもね、2分先の過ちを犯さないように戻ってたら、みもふたもなくなっちゃうんじゃないでしょーか。そのための2分限定なんだろーけどさー。しかも途中から分身の術まで使っちゃうし。
だからエンディングをもっと工夫してくださいっ。