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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

スティーブン・スピルバーグ
おすすめ度:★★★★★
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小気味いい追跡劇
おすすめ度 ★★★★☆

生真面目な中年FBI捜査官と若き天才詐欺師による全米と欧州を股にかけた追跡劇を、家族愛を描えながら小気味良いテンポで描いた、実にスピルバーグらしい娯楽作品です。
臨時教師を皮切りに、パイロット・医者・弁護士・・と、常人が羨望する職業に堂々となりすましてみせる主人公がとにかく圧巻。実際のアバグネイルも、並外れた学習能力と、役者以上に役者的な豪胆な演技力、そして自分が欲する情報を巧みに聞き出すコミュニケーションスキルをも兼ね備えた魅力的な人物だったのでしょう。これだけの才能を持ちながら、皮肉にもクリスマスに誰も話し相手がいないという孤独な主人公をディカプリオが好演しています。周囲に配するトム・ハンクス、クリストファー・ウォーケンも申し分なし。
実在の詐欺師をモチーフとしながらも、ドラマ性を適度に抑え、娯楽性に徹している点がよいです。ファーストネームで気軽に話し掛け、他人の心理的ガードをするりと解いてみせる術もなかなかに参考になるので是非注目してください。(むろんコミュニケーションという意味で。彼のような鮮やかな詐欺は到底無理。)



スピルバーグの娯楽路線と人間ドラマ路線の見事な融合
おすすめ度 ★★★★★

 スピルバーグの作品は「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」などのSF・アクション・サスペンスなどの大ヒット娯楽路線と「カラー・パープル」「シンドラーのリスト」などの人間ドラマの路線と大きく二つに分かれますが後者の人間ドラマはそのドラマ部分が薄っぺらなことが多く、もうひとつという感じだった。
 でも近年の「プライベート・ライアン」やこの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見ると両者がうまく融合しつつあるように思う。この作品でも教科書的な道徳論は出てこず、デカプリオVSハンクスの丁々発止の追いかけっこでテンポよく話が進み。2時間を超える長尺がきにならなかった。できればスピルバーグにはこの路線のコメディをもっと撮って欲しい。(「1941」のような大作コメディは撮らないで!)
 俳優陣ではアカデミー賞ノミネートのクリストファー・ウォーケンや、マーティン・シーン、意外な登場のナタリー・バイなどの配役も楽しかったが、童顔のデカプリオが少年詐欺師の役にピッタリの好演で、対するお人好しのFBI捜査官トム・ハンクスも大分腹が出てしまったが脇に廻っていい芝居を見せている。ジョン・ウィリアムズの軽快な音楽も良かった。
 最近のスピルバーグの作品の中ではあまり一般の話題にはならなかったけれど、面白い秀作。


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