アニメ化の成功点おすすめ度
★★★★★
この作品が幅広く、老若男女とわずに人気爆発したのは
ひとえにアニメにおける美少年をすべて女性声優に
演じさせた事だと思います。
藤田淑子さんが前に、マライヒを演じた当初は原作ファンから
「おかまじゃないんだぞ!」とかみそりレターまでもらって
怖かったと語っていましたが、結果としてはマライヒをはじめ
バンコランとからむ美少年を、もし男性声優に与えていたら
それはリアルさが出てしまい、同性愛的描写がより顕著になり
気持悪いと拒否反応の方が露骨になったのではないでしょうか?
かく言う自分も小学生の時にこのアニメを見ていたときは
てっきりマライヒは「ぼく」と喋るボーイッシュな女性だと
勘違いしてましたし、それだからこそ、原作の同性愛描写が
緩和され、パタリロのギャグが全開に発揮できたと思うんです。
ちなみにザカーリを戸田恵子が演じていますが、この方は
この頃から驚くほど上手い。なんて凛としたかっこ良さか。
反面、原作ではどんどんロリコンキャラと情けなくなる(笑)
ヒューイットは谷育子が演じてますが、彼こそ、男性の
声優が演じてしかるべきだったのでは? 塩沢兼人とか。
とにかくいい、おすすめ度
★★★★★
私がパタリロを知ったのは小学3年生の時でした。女の子たちが原作マンガを学校にもってきて読んでいたのです。それで見せてもらっての感想、「女の子ってすげー。」でも本当に面白かった。数年後、中学生になった時、アニメ化の話を聞きその感想「本当に放映できるのか。それもゴールデンで。」
この時は心底、心配しました。でも無事、放映され安心したことを今でもありありと覚えています。
やったーー!
おすすめ度 ★★★★★
パタリロがDVDになるなんて。感激です。熱狂的なファンの多いこの作品は、いまだに連載中の作品。リアルタイムで見ていた人にとって、涙ものです。コレクションの価値ありですね!
概要
魔夜峰央による長寿少女漫画を原作として、1982年にフジテレビ系列でアニメ化。全49話。放送時間の変更にあわせて第21話からタイトルを「ぼくパタリロ!」に改題している。
南海に浮かぶ常春の国マリネラの王子(後に国王)にして、天才的頭脳と悪ふざけが過ぎるひねくれた性格を持ち、ゴキブリ並の素早さと生命力を持つ10歳の少年パタリロ、その身辺警護のためにパタリロと出会うことになる英国情報部MI6のエージェント・バンコラン少佐、初めは暗殺者として登場しながらやがてバンコランに魅了されていく美少年マライヒらを軸に、全編にギャグを散りばめながらも翻訳ミステリー・スパイ小説さながらの国際謀略事件が展開する、他に類を見ない独特の作品。アニメ化に際し、原作のイメージを全く損ねていない作画が素晴らしい。(田中 元)