もっと評価されてもいいと思う一本おすすめ度
★★★★★
リドリー・スコットのロードムービー。
この監督にしては比較的ベタつきの少ないサラッと乾いた感じが好印象です。
とはいえ、雄大なアメリカの大地と空を捉えた映像や、スケールの大きな音楽など、監督の美学は炸裂しています。
抑圧された日常から逃げ出すように、女2人でクルマの旅に出るテルマとルイーズ。
旅の途中、酔って襲い掛かってきた男を射殺したことから、バカンスは一転、逃避行へと変わります。
逃走資金を強盗で調達し、成り行き任せで罪を重ねていきます。
次々と降りかかる災難をかわしながらも、次第に追い詰められていく2人。
テルマとルイーズが不幸な女性である事を知った刑事は、何とか助けようと後を追いますが、グランドキャニオンに追いつけられた2人は…
ちょっと昔ならアメリカンニューシネマと括られたであろう作風です。
運命に翻弄されながらも、逃避行の中で本当の自分を見つけていきます。
生活に疲れ、薄幸なオーラを放っていた2人が、アイデンティティを取り戻したかのように生き生きと生まれ変わっていく姿が感動的です。
独特のダークなユーモアも感じられたりと、リドリー・スコット風味もばっちり効いています。
リドリー・スコットは大好きな監督です。
問題作が多い監督の経歴の中においてテルマ&ルイーズはちょっと地味な印象ですが、個人的にはこの作品が一番お気に入りです。
若いブラピ以外にも見所の多い作品ですよ〜。
良く出来た脚本。おすすめ度
★★★★☆
キャラクターの行動の変遷が面白い。中盤から何かに開放されたような
主人公二人も印象的。良く出来た脚本。
無名時代のブラッド・ピットが出ている。
大女優共演の傑作バイオレンス!
おすすめ度 ★★★★☆
2大女優共演の傑作バイオレンス!DVDで初めて明かされるもうひとつのエンディングも収録されているのが魅力のひとつです。