マシュウとふくらんだ袖おすすめ度
★★★★★
赤毛のアンはシリーズを通して大好きなのですが、
小説、テレビ、映画のどれもマシュウとふくらんだ袖の項が一番好きです。
小説だと淡々と進んでいくのですが、テレビアニメとなると、
少々脚色もつくので思わずくくく…と笑いたくなります。
アンのために勇気をふりしぼるマシュウ。
そしてその計画を知って嫌味を言いつつもちょっと楽しみなマリラ。
アンの大げさな喜びよう、そしてマシュウの愛に応えようとする。
とても大好きで何度もみています。
ところで私はこのシリーズを全部そろえているのですが、
DVDのパッケージにマシュウのあの1ダースの男の子の話が、
原文で載っているには驚きました。挿絵もほんわかでいいですよね。
泣けるし、笑えるし、楽しい1本おすすめ度
★★★★★
第27話「マシュウとふくらんだ袖」から第30話「虚栄と心痛」までの全4話を収録。
マシュウの愛が感じられる27話「マシュウとふくらんだ袖」。
アンが他の女の子たちと服が違うと感じたマシュウは、アンのためにマリラに内緒でふくらみ袖のドレスを作るよう頼みます。
クリスマスコンサートの当日、マシュウがくれた服に袖を通し、
舞台に立つアンに思わず涙してしまったのは言うまでもありません。
(今までの経過を見ていれば泣けます!!)
「虚栄と心痛」では、マシュウとマリラの留守中に行商人を家に入れてしまいます。
そこで、黒髪になるという薬に釘付けになります。
お小遣いをはたいて買ったものの、本当に黒髪になるのでしょうか。
明るいだけではないコンプレックスも持っているアンらしさが出ていて
私はこの場面は結構好きです。
物語クラブを作ったり、コンサートがあったり、もちろんトラブルもあったりと楽しい1本です。
憧れのふくらんだ袖のドレスおすすめ度
★★★☆☆
アンがずっとあこがれていた膨らんだドレスの袖を始めてきる事ができる感動の回がのっています。
クリスマスコンサートの練習でアンの家に集まった女の子たちを見てあの無口で謝意なマシューがアンとその仲間たちの違いに気が付きました。
アンはみんなと違った地味な洋服を着ていたのです。
マシューは早速仕立てに出かけますがなかなかお店でドレスのことを言い出せずに余計なものを買いそうになるのもまた優しい気持ちになります。
最初から犬猿の仲であるギルバートとの運命的なものを感じるシーンもある結構重要な回が収めれています。
是非ごらんあれ!
名作アニメです
おすすめ度 ★★★★★
幼稚園児の娘が夢中になってみています。よい作品は、時代を経ても色あせないものだなあ、と実感させられます。
この回は特に娘のお気に入りの一つです。
いくつになっても、少女気分を味わえる作品です。
概要
カナダのプリンス・エドワード島。グリーンゲイブルズと呼ばれる土地に住むマシュウとマリラ兄妹のもとにある日やってきたのは、赤い髪とそばかすの小さな少女、アン・シャーリー。孤児院から男の子を引き取ったつもりが、手違いで女の子が来てしまったのだ。一度はアンを孤児院に返そうと思ったマリラだが、やがて考え直し、アンはグリーンゲイブルズに住めることに…。女の子なら誰でも知っている、ルーシー・モード・モンゴメリーの原作を高畑勲監督でアニメ化。宮崎駿、近藤喜文ら、後のスタジオジブリ作品の担い手達がこぞってスタッフとしてクレジットされている、1979年放送の「世界名作劇場」である。
空想好きで、よく笑い、泣き、怒るアンは、「名作」シリーズ中もっとも感情の起伏が激しい主人公。そんなアンが、マシュウの包み込むような愛、マリラの厳しい親心、さらに「心の友」ダイアナとの交流などを通して成長していく様子がみずみずしくつづられる。グリーンゲイブルズをはじめとしたアヴォンリーの村の田園風景は美しく、そしてその中でアンが繰り広げる想像の描写もアニメならではの鮮やかさと大胆さに満ちている。オープニング映像も出色の出来ばえだ。
素晴らしい原作と、日本アニメ界屈指の才能の幸福な出会い。「赤毛のアン」は、「世界名作劇場」シリーズが到達した、間違いなく最高傑作のひとつだと言える。(安川正吾)