高い志を持って・・・おすすめ度
★★★☆☆
ずっと成績優秀だったアンは、名門のクイーン学院へ進学する為に特別の授業に参加することになりました。
クイーン学院へ入学する為、先生になる夢を目指して毎日寝る間も惜しんで勉強に励みます。
大好きなダイアナたちと作った「物語クラブ」も続けていたものの、ダイアナ以外のメンバはみんなクイーン学院に入学する為の勉強で頭の中はいっぱい…
物語クラブの行方は・・・?
また、この回ではマシューが心臓病を病んでいる事が分かります。
じつはずっとマシューは心臓が悪く、時々発作を起こしていたのです。
勿論心配をかけてはいけないということでアンには知らされていませんでした。
アンの今後を左右する事が結構このDVDには収められているので是非ご覧下さい。
胸にじわっときましたおすすめ度
★★★★★
もともと大好きな作品だったのですが、子供のやせっぽっちのアンが美しく聡明な、そして料理も上手な素敵な女性に変わっていく姿が見事に描かれていると思います。また90分の劇場版ではちょっと短縮されてしまった部分も事細かに見ることができ、第満足でした。アンとダイアなの友情の深さ、汽車の開通式の様子などどれをとっても胸にじーんと
あったかいものがこみ上げてくるような作品でした。アンファンならずとも、思わずアンの世界にのめり込んでしまうのではないでしょうか?
概要
カナダのプリンス・エドワード島。グリーンゲイブルズと呼ばれる土地に住むマシュウとマリラ兄妹のもとにある日やってきたのは、赤い髪とそばかすの小さな少女、アン・シャーリー。孤児院から男の子を引き取ったつもりが、手違いで女の子が来てしまったのだ。一度はアンを孤児院に返そうと思ったマリラだが、やがて考え直し、アンはグリーンゲイブルズに住めることに…。女の子なら誰でも知っている、ルーシー・モード・モンゴメリーの原作を高畑勲監督でアニメ化。宮崎駿、近藤喜文ら、後のスタジオジブリ作品の担い手達がこぞってスタッフとしてクレジットされている、1979年放送の「世界名作劇場」である。
空想好きで、よく笑い、泣き、怒るアンは、「名作」シリーズ中もっとも感情の起伏が激しい主人公。そんなアンが、マシュウの包み込むような愛、マリラの厳しい親心、さらに「心の友」ダイアナとの交流などを通して成長していく様子がみずみずしくつづられる。グリーンゲイブルズをはじめとしたアヴォンリーの村の田園風景は美しく、そしてその中でアンが繰り広げる想像の描写もアニメならではの鮮やかさと大胆さに満ちている。オープニング映像も出色の出来ばえだ。
素晴らしい原作と、日本アニメ界屈指の才能の幸福な出会い。「赤毛のアン」は、「世界名作劇場」シリーズが到達した、間違いなく最高傑作のひとつだと言える。(安川正吾)