渡辺桂子最高のアルバムです おすすめ度 ★★★★★
渡辺桂子は80年代前半を代表するアイドルの一人でしょう。結局B級に終わったものの、そして歌唱力もイマイチだったとは言え、思春期後期の少女の憧れ、背伸び、儚さ、切なさ、とまどい等々を歌いあげた名曲の数々を残してくれました。この2nd.アルバムは特にその傾向の顕著な曲が多く、10曲中8曲を手がけた売野雅勇・筒見京平の最強コンビは、彼女の危うげな魅力を存分に引き出していると言えましょう。他の2曲も、拓郎作曲の4th.シングル「グッバイ・ガール」、異色の味わいの「とまどいデート」共に胸キュンの出来で、「アイドルは雰囲気だ」を実感させてくれる名盤です。「密告」・「都会への伝言」は現在リリースされている他のCDには収録されていないので、是非入手されることをお勧めします。
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