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グッバイガール

中島みゆき
おすすめ度:★★★★★
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アレンジの確かさ、歌詞の怖さ。名盤。
おすすめ度 ★★★★☆

中島みゆきさんのオリジナルとしては16枚目?のアルバム。'88年の作品。
初期の作品と比べると音楽的な洗練度が高まった印象を受ける。それ以前の作品と比べると、詩の情念が前面に出ず、良質な音楽として耳に入ってくる感じが強い。
初めて瀬尾一三さんのアレンジで世に出たアルバムであるが、「地上の星」「空と君のあいだに」などヒット曲はもちろん、現在までコンビを続けるアレンジャーであり、彼との出会いによって、中島みゆきさんの音楽は完成したと言うことなのかも知れない。

「野ウサギのように」「十二月」
女の情念のすさまじさ、怖さが決してストレートに歌われているわけではないのに、聴き手の心にはストレートに伝わってくる。このアルバムをヘッドフォンで通して聴いて、一度もドキッとしないで済む男性や、一度も歌詞に共感しないで済む女性はきっと幸せな人生を歩んできたのだと思う。

他にも前川清さんに提供した曲のカヴァー「涙-made in tears」や「吹雪」「MEGAMI」など洗練された曲が並ぶ。
「気にしないで」は加藤登紀子さんがカヴァーすると、ものすごく格好良い曲なのではないかと勝手に思い込んでいる。ぜひ一度聴いてみたいのだが、加藤さんには「この空を飛べたら」を提供していることでもあるし、可能性はないのだろうか。



荒削りの姿
おすすめ度 ★★★★★

いろんな試行錯誤があって、
でもやっぱり変わらない彼女の味わいがあって。

いろんな試行錯誤の末にたどり着いた、
荒削りの姿が見えるような心地のするアルバム。

このアルバムのなかに漂うのは
「哀しい」と素直に言えない大人の女性たち。

「少女」の時代を過ぎて、
生きることの難しさにぶつかる女性たち。

だから、「グッバイガール」なのだろう、
と考える。

この作品からアレンジャーとして瀬尾さんが登場。

瀬尾さんにも
みゆきさんにも

良い意味で「荒削り」が見える気分。

だからこそ、
いつ聞いても新鮮さが消えない。

私はそのように感じている。


シリアスな響きのアルバム
おすすめ度 ★★★★☆

瀬尾さんとの共同制作は、先だって「涙」のシングルで始まっていたけど、
アルバムはこれが初めて。
ここから十年以上にわたる瀬尾さんとのおつきあいが始まりました。
初めて聞いたときは、どの曲もどの曲もアルペジオ風な前奏で始まって、
しかも電気音がきつくって聞きづらいと思ったものだったけど、
今となってはおとなしい部類のサウンドになりました。

「野ウサギのように」  少し硬派なフォークという感じで、
   内容的にも強い女風を演じていて、印象深いです。
「MEGAMI」  コンサートでよく歌われる、とっても大人の曲で、
   悲しみを表に見せないで見せないで、逆に人を受け入れて生きていく
   女性の強さを切々かつ穏やかに歌った歌です。
「愛よりも」  中島節の粋を集めた感じがする曲で、
   慟哭するように歌われるリフレインの箇所は圧巻。
   またそれをシンセサイザーが奏でて終わっていく様子もとても印象的。
「涙」  このアルバムでは白眉の曲。
   何度聞いても、何年経っても飽きがこないし、
   いつまでもとっても懐かしい響きがします。
   前川清さんのも悪くないけど、
   みゆきさんの方が頼りなさげな歌い方にとっても味があって、
   本当に好きな1曲です。
「吹雪」  発売当初は堅いギターの音が嫌いでしたが、
   聞けば聞くほどはまる感じがします。
   放射能の灰がモチーフという話もあるけど、
   お互いに深い関係を持たなくなった現代社会を歌っている感じもします。
   当時コンサートで歌われた時は、ライトの関係もあって、
   なんだか宗教色をも感じさせるような曲でした。

全体的にまとまりもよく、初心者の方には聞きやすいかもしれません。



『12月』に都会の怖さを感じる
おすすめ度 ★★★★★

これまでのアルバムよりは、多彩な表現は少なくなったが、
反面、詞の切れ味は、恋愛の恨み節を超えた鋭さを感じさせる。
特に『12月』では、孤独な女性たちの悲しい末路を描いている。
 後年のコンサートで、この歌にはアルバムで削除された
2番の歌詞が披露された。
一見アルバムでは「女性たち」が描かれているようにもとれるが、

もう一つ詞が加わることで、「一人の女性」についての描写が
淡々と冷たい客観性を持って描かれていたことに
BGMとして聞き流せない詞の重みを感じた。
 できうるならば、今までの歌のように、再度リメイクされて、
新しいアルバムに登場することを願う。



35歳過ぎぐらいの独身女性のためのアルバム
おすすめ度 ★★★★☆

一言でいえば、一風変わった歌詞の歌が多い。たぶん、気がつけば自分は30も半ば、感情の奥に経験のおりがたまり、独り身の寂しさが身に付いたようなこころやさしい、しかし表向きは強い女がテーマかもしれない。そこには、彼女達のこころを描いたリアリズムがある感じがする。。男のことを未練がましくうたう歌もあれば、強いこころで生きなければ、と自分に言い聞かせるような歌もある。「十二月」の不気味な歌詞、「愛よりも」のフェミニスト闘士のような歌もある。ただ、単調ではなく、「MEGAMI」のような不思議なテーマの歌もある。だいたいが朗々と歌ってないので、押し付けがましくなくて聞いても疲れなくてよい。「気にしないで」の軽いリズミカルな歌い方もおもしろい。


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