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スーパー・コロッサル

ジョー・サトリアーニ
おすすめ度:★★★★★
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最新作は要聴き込み!ギターアルバムの最高峰!
おすすめ度 ★★★★★

2004年の「Is There Love in Space?」以来、2年ぶりの新作です。2006年発売。前作では何やら思索めいたタイトルといい、暗く沈んだミディアムテンポの曲が多く、「また試行錯誤に陥ったのか?」と思わせましたが、今回は前作での教訓(?)を生かし、実に丁寧に練り上げられた優れたギターアルバムに仕上がっています。

タイトル曲の「Super Colossal」こそ前作の延長線上と思わせるミディアムテンポで始まりますが、やや迷いが感じられた前作とはうって変わって確信のもとに、音の一つひとつを丁寧に紡ぎ上げています。アップテンポのストレートな曲、落ち着いた感じの曲、そして「Dreaming #11」あたりを思わせる疾走感あふれる変態フレーズ連発の曲ありと、実にバラエティーに富んだ構成です。

購入以来、何度も聴き直しましたが、その日の自分の精神状態によって、受ける印象もかなり変化するという味わい深い作品です。サトリアーニ初期の作品と比較すると、派手な大立ち回り的な要素が少なく、地味な印象を受けるかもしれません。でも、何度も聴き込んでいくと、目立たないところでも小ワザが効いた大変細かい音作りが施されていることに気づくはずです。そんな意味でも、ギターが持てる表現力の限界にまで挑んだ意欲的な作品といえるでしょう。特にギターを弾く人にとっては、盗みどころがテンコ盛りだと思います。

個人的なお気に入りは、疾走感あふれる4曲目と10曲目、ブレット・ガースドっぽい6曲目、実に怪しい雰囲気の7曲目、そして圧巻はライブ仕様のラスト。特にラスト曲は2006年の作品ながら、70年代HR風コード展開が実に強力で琴線を刺激しまくりです。懐かしさのあまり不覚にも涙を流しそうになりました。個人的には2006年ギターアルバムの中で文句なしのベストアルバムだと断言できます。



日経スペシャル「カンブリア宮殿」で使用されている曲
おすすめ度 ★★★★★

 同アルバムの13トラ目「Crowd Chant」が、毎週月曜日よる10時から10時54分にテレビ東京で放送されている日経スペシャル「カンブリア宮殿」のCM曲です。あの群衆が呼応する迫力の楽曲で、お探しの方も多いのではないでしょうか。



安心感!!
おすすめ度 ★★★★★

 THE EXTREMISTがベストアルバムと感じている僕から申し上げると、今回のアルバムも、ここ最近に見られる強烈なインパクトのある一耳惚れするような曲はありませんが、全体的にまとまっていて何度聴いていても飽きのこない、そう、まるでガムのように噛めば噛むほど味が出てくるアルバムに仕上がっていると思います。

 それに1曲1曲がカリフォルニアの風を感じさせてくれたり、サンセットビーチや神秘的な海中、巨人やロボットの気持ちなど、いろんな世界や感情へと誘ってくれ、聴けば聴くほどどれだけバラエティーにとんだ楽曲が並んでいるかがわかっていただけると思います。

 今回はドラム以外すべてジョーが担当しているということで、誰にも束縛されず気を遣わず曲作りに打ち込めたせいか、伸び伸びとした感が曲の節々で感じられます。

 普段は、あまりストレートな曲は避けているようでしたが、今回は結構ありがちなコード進行の曲調も見受けられ、いつも通りの作り込まれた曲々でありながら、アルバムを通してスッと脳に溶け込んできます。

 いろいろ感想を述べましたが、ラストの曲は素直にノレます!。間違いなくアンコール辺りで使われる曲ですが、個人的な意見としては僕好みのリフなので、オーディエンスとのかけひきなしバージョンの曲構成にしてほしかったでです。
 
 最後に。何も考えず感性に任せてノレる音楽も良いですが、じっくり考えながら腰をすえて、作曲者の意図するものに思いを巡らせながら聴く音楽はいかがでしょう。



ブッダ(目覚めた人) ジョー・サトリアーニ
おすすめ度 ★★★★☆

相変わらず流麗なギタープレイが聞けます。
全体的に派手さはないのですが悲しい感じが払拭され、
始めから最後まで通して聞きやすい内容です。
1.SUPER COLOSSAL、4.REDSHIFT RIDERS、8.THE MEANING OF LOVE
あたりが印象的でした。
ライナーノーツにあるようにスタジオに篭ることを「洞窟に…」と
言ってる点で音楽を通し悟りを目指しているかのようです。
VAIがキリスト教的思想ならサトリアーニは仏教、インド的思想だと
思います。




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