PIXIES史上、ベストアルバムと評判の高い2ndアルバム。最もPOPな作品である。入門編"カモンピルグリム"で言う処の"リビテイト・ミー"路線のアルバムで最も親しみやすいためそういわれるのでしょう。ウィーザーのリバース・クオモやナンバーガールの向井秀徳も好んでおり、"ウェイブ・オブ・ミューティレイション”をカバーしている。
殆んど語りに近い"モンキー・ゴーン・トゥ・ヘブン"や、まるでサーフ・カントリーみたいな"ヒア・カムズ・ユア・メン"、叫びっぱなしの名曲"ディベイサー"、グランジを思わせる"ガウジ・アウェイ"収録。
ピクシーズの世界観おすすめ度
★★★★★
これはすごい。
1曲目をはじめ、メンバーがそれぞれ強烈な個性で演奏し、それを1つの曲に仕上げる。
それでいて独特のバランスをギリギリのところで保っている。少しでも触ったら壊れてしまいそうだ。
まあ、こんな抽象的な言葉を並べてしまったが聞いてみないとわからないということだ。
この雰囲気はピクシーズにしか出せない。本当に大傑作だと思う。
nirvanaのカート、ナンバガの向井、ピロウズの山中など多くの後進のバンドに影響を与えたのもうなずける。
少なくとも僕の中ではビートルズのサージェント〜と並んで世界に大きな影響を与えた作品だと思っている。
イイですおすすめ度
★★★★★
少し前に音楽雑誌でオルタナ特集みたいなのをやっていて、このピクシーズというバンドがやたら評価されていたので試しに聞いてみたのですが、凄くイイです。
フランクさんの苦しいような、怒っているようななんとも例えにくい切羽詰まった感じの声がもんのスゴ〜く、ドツボにハマりました。
このバンドに出会えて良かったです。
理解されなかった名盤。おすすめ度
★★★★★
時は90年代初頭。まわりではニルヴァーナを聴いている奴がたくさんいた。彼らにPixiesもいいぜ、こいつも聴いてみてくれと言うが反応はいつもいまいちだった。<ひねくれ者のカートが『俺たち聴きにくるぐらいなら、Pixies聴けよ』って言うぐらいすごいんだぜ>。いつも返事は『ふ〜ん』だった。青春時代の苦い涙のつまった名盤中の名盤。捨て曲は一曲も無し。2004に再結成し、フジロックに出演したがフランクは更に体重を増し、その声はカントリーの歌手のそれになってた。もうこの頃の切羽詰まった感はなかったな〜。
その後Pixiesの再結成のドキュメンタリー映画「Loud Quiet Loud』を見た。カントリー歌手のような声って言って本当にごめんなさい。ライブハウスの映像ではPixiesの音が鳴ってた。フランクに貫禄がでたとはいえ紛れも無くPixiesだった。ほとんど会話をしない彼らがステージ上では濃密な会話を音でする。フランクは言う『俺は曲を書いてあいつらが言ってくるのを待ってるんだ』。新しいアルバムはあるのかな?無いだろうな...
概要
そのとおり、たしかにキム・ディールは新たなバンドで大成功を収めたし、フランク・ブラックは今でも堅実な仕事をこなしている。だが、ピクシーズのファンの誰もが言うように、そして本作が物語るように(「1000万ポンドものヘドロ」という歌詞を筆頭に)ピクシーズは、メンバー各自のソロ活動を単純に足しあわせたよりも、もっとハードにロックしていた。ピクシーズは躍動感に満ちたサウンドの達人だ――「Monkey Gone to Heaven」や「Hey」を聴けばわかる。抑制された静けさからひたすらヘッドバンギングさせるサウンドへとなだれれこむ展開に、リスナーは思わず「la la love you」と口ずさんでしまうかもしれない。 ブラック・フランシスは80年代屈指のユニークなヴォーカリストだった。ベースのディールとデュエットした「I Bleed」「Silver」は、まるでエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの共演のようだ。それにリードギターのジョーイ・サンティアゴが単純な一音一音を用いて仕上げたサウンドの完成度の高さにはいまだに驚かされる。また、「Here Comes Your Man」はかつてのピクシーズに負けないくらいストレートなポップソングで、おおいに楽しませてくれる。(Dan Leone, Amazon.com)