これはハズレ おすすめ度 ★★★☆☆
ラッセル・マイケルの映画ってあたりはずれが多いです。ブルーを基調にした映像はかっこいいし、オープニングからクリストファー・リー演じる考古学者の登場とこれは面白いかもと思わせてくれますが、あとが続かない。包帯が人を襲うというのもどうかと思いますが、嫌な感じのクライマックスとありきたりなラストでがっかり。もっとエキサイトさせてほしかったです。「ハイランダー」とか「リコシェ」みたいに。
概要
1948年、エジプトの王家の谷で発掘調査を行っていたリチャード博士(クリストファー・リー)らは、3000年前の闇の王子タロスの封印を破り消息を絶つ。そして50年後、博士の足跡を追う孫娘サム(ルイーズ・ロンバード)はタロスの墓にたどり着き、その邪悪な力を解き放してしまった。やがてタロスの柩はロンドンの博物館に展示されるが、その夜から猟奇殺人事件が発生。ライリー刑事(ジェイソン・スコット・リー)がその捜査にあたるが…。 『ハイランダー』『リコシェ』などのパワフル映像派ラッセル・マルケイ監督による、マミー=ミイラ男の現代的復活をめざしたサスペンス・ホラー映画。ミイラ男の設定が、従来のものとは異なり変幻自在なのが面白く、オカルティックな要素と現代性との融合を際立たせた作りにもなっているのが興味深い。(的田也寸志)
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