日本の2000年以降の行動視座?おすすめ度
★★★★★
当然ながら、一気にヨンデモヨシ、一日一世なども良いだろう。
大切なことは、原点が「君主論」と「政略論」に亘って素材を選んでいると云うことである。
サマリー形式である。その君主論等いずれか片方を読んでから、当書を読んでいくと、読み手の人生観、リーダーシップ論、会社経営の方針がすっとでてきそうだ!
いずれにせよ、現代日本の政治、経済はマキャベリの描いた共和制に好感持った雰囲気となっていっている(個人的見解)。
いつまでもアメリカへ尻尾を振る(あるいは共産党のように何度もカンでも反対する)政治だけではなく、既に進行しつつある「地方への権限委譲」の参考に当書簡を利用するも良しかな?
良書感謝
こんなリーダーだったら!おすすめ度
★★★★★
私事で恐縮ですが、今、理想の君主像を追求したというドラマを見ています。
映像も美しく音楽もよく、役者もいい人が沢山でてきます。
でも肝心の理想の君主様が、なんだか現実から目を背けて、
悪い意味での平和主義にむけて疾走中。
そのせいで、死ななくてよい人が、ばたばた死んでゆきます。
ああ、もったいない。
そこで、本棚から、大分以前に買ったこの本を引っ張り出してみました。
おかげで、やりきれなさがすっかり解消。
自分がマキアヴェッリの追求する君主像に近づくことが無理でも、
そんなリーダーの下でなら、自分のやれることをやろう、
と思えるような気がします。
「注」がないのがE!
おすすめ度 ★★★★★
「君主論」「政略論」を中心とするマキアヴェッリの著作・随筆・お手紙等々の中から著者が独断と偏見で選びに選び抜いた「抜粋」本。古典の和訳につきものの、著訳者の薀蓄と含蓄を寄せ集めた「注」がないのが絶対的にいい。だから、だから、すらすらと読める、読める、読める。
読者が気に入った言葉がどれかを著者に知らせて欲しいといっているのも、この人らしさが出ていてなかなかいい。文庫本になっても、これを続けているのもいい、いい、絶対にいい。