AORファンには絶対オススメおすすめ度
★★★★★
80年発表、デヴィッド・ポメランツの4thアルバム『涙のくちづけ』。
今回紙ジャケット仕様で世界初CD化された本作。
紙ジャケはE式シングルジャケット。内袋付き。
内容としてはまさに極上のAORで、
今までCD化されていなかったのが信じられないほどの名盤です。
本作収録の「オールド・ソング」はフジテレビ系ドラマ『成田離婚』で
挿入歌として使われていたので、聴いたことのある方も多いはずです。
また、何よりそのドラマでは本作のLP盤が重要な役割を持ったアイテムとして
物語の中にたびたび登場しました。
そのため、ドラマを観た方は本作のジャケットを見ただけでピンと来たはず。
私も以前そのドラマを観ていたので先日店頭で本作を見かけた際、
“あれっ?このジャケはもしや‥‥?”と思い、即買いしてしまいました(笑)
また、今回歌詞をじっくり読んでみて「オールド・ソング」の歌詞が
『成田離婚』のストーリーにマッチしたものだったことをはじめて知りました。
“火の灯ったキャンドル。冷えたグラス。”
“やり直すチャンスが欲しい。
でも、もし僕の思惑だけで彼女の心の扉が開かなかったら、
あの頃の思い出のシングル盤をかけてみよう‥‥。”
“どうして僕らは別れたのか。
あの頃の歌があの頃の記憶を呼び戻してくれたら
彼女は僕とやり直す気になってくれるかもしれない。”
ドラマを観た方なら、二人がマンションを去る最後の夜に
このLPをかけながらグラスを飲み交わす場面がすぐに浮かぶと思います。
「オールド・ソング」1曲のためでも十分買う価値はありますが、
他の曲もそれに負けないほど美しいバラードや、ポップなロックなど聴き所は満載です。
買ってまだ数日ですが、個人的にはボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリーズ』と並ぶ、お気に入りのAORアルバムです。
音質も素晴らしいので、買って損はない作品だと思います。おすすめです。
透明感と浮遊感...そして、無邪気。
おすすめ度 ★★★★★
繊細な歌声、自分自身に語りかけるような内省的な歌詞、3分から5分の間に、しっかりとメロ、サビと構成をまとめたコンパクトかつ濃密な楽曲。 これほど完成度が高く、我々日本人の心の琴線に否が応でも触れまくるこのアルバムが、初CD化というのは驚きです。 アーティスト本人は楽曲作りにかなり苦労されたようですが、その苦労がこのクオリティの高さに十二分に反映しています。 ドラマに何度か使われたというキラーチューン1は言うまでもなく極上ですが、僕の個人的なおすすめは4曲目。 シンコペーションのリズムにのせて、「Everybody!」と叫ぶデヴィッドと子供のコーラスがとても微笑ましくて、とても心が暖まります。 子供も踊りたくなるような曲です。 これ一曲だけのためでも買いです!