新山志保さんに捧ぐおすすめ度
★★★★☆
ゲーム本編では、その素性や性格からメインヒロインのソフィア・ロベリンゲに対して
「裏のメインヒロイン」と呼ばれ、絶大な人気を誇ったライズ・ハイマー。
このドラマCD4部作は、そんな彼女の視点で展開します。基本設定はほとんど同じで
すが、特に人間関係が掘り下げられているため、ゲームでは語られなかったエピソード
が数多く散りばめられています。ちなみに、今回の物語にハンナ、スー、セーラ、アン、
ノエル(ピコ)の5人は登場しません。
ただ一つ問題なのは、このドラマの背後にある世界観があまりに詳細かつ膨大なため、
ゲームをやった事のない人にとっては説明不足に感じる部分が多い事でしょう。でも、
それを補って余りあるほど、この作品の雰囲気、音楽、登場人物、そして内面の描写は
素晴らしいと思います。
特に第1巻は、夭逝された新山志保さんの歌声を聴くことができる点でも貴重な一枚と
言えますね。