見事に、ハマりました。おすすめ度
★★★★★
正直なところ、歌い手としての柴咲コウさんに特別な思い入れは、ありませんでした。
この曲はもちろん「世界の中心で、愛をさけぶ」で知り、物語にピタリと合ってるしいい曲だなとは思ってましたが、本編(ドラマ)自体があまりにも強烈過ぎて、どちらかというと本編の付属的な印象しか無く、その場面場面が一緒に思い浮かぶサントラCDの方がお気に入りでした。(もちろん今も大好きです)
でもある時、何気にこの曲単体フルで聴いてみたところ、(考えてみれば当たり前なんですが)サントラの場合とはまた違い、このドラマ全11話がこの曲(かたち あるもの)の詞の中に凝縮されていて、(少なくともドラマご覧になった方なら)たった4分余りを聴いてるだけで、この物語全体をイメージして、その世界に浸ることが出来ます。
内容をひとことで言えば、みなさんも言われているように、旅立って行ったアキから、生きていくサクへ「思いやる、うた」です。
そういった訳で完全にその心地よさにハマってしまい、車の中で何回繰り返し聴いていても全く飽きずに、ときには1時間以上リピート状態で、いつか某超有名スポーツ選手が車中好きな1曲で何時間でも大丈夫、と言っていた気持ちが初めて理解できました。
もちろん、それはこの作品自体(詞・曲・歌い手)の完成度も高いからなのでしょう、見事にこの物語の世界を表しています。
もしかしたら少し偏った聴き方なのかもしれませんが、少なくともあのドラマが大好きな方には絶対にお勧めです。