「夢の世界」から「現実」へ おすすめ度 ★★★★☆
最初、このマンガは、「夢の世界」にいる鳥取を、千代子が「現実」に連れて行く話だと思っていた。
「メイド諸君!」は、「夢の世界」にいるチョコが、鳥取を「現実」に連れて行く中で、自分も一緒に「チョコ」から「千代子」に変身。
ところが、鳥取が「千代子」=「現実」を拒否。
脱「夢の世界」話をするのに、「メイド」というネタをすごく上手く使っていると思った。
もっとも、作者によると「メイドさんらのブログを読んで」ということなので、先にメイド有りきで、物語を作ったらこういう内容になったのかもしれないけど。
24話の鳥取の言い分けっぷりには、逆に感心した。
伝説となった18話といい、鳥取は間違いなく「同類の親しみを感じる情けない男」キャラNo.1です。
最後には、なんとか「夢の世界」を脱出してくれたけど。
その後には、「現実」の恐怖が…。
って、これってよく考えたら、また「夏エヴァ」に似てる。
「ヨイコノミライ」は無理だとしても、「メイド諸君!」はなんとかアニメ化されて、もっと多くのオタや腐女子の方々に観てもらいたい。
本気でそう思う。
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