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世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX

山田孝之
おすすめ度:★★★★★
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現役がん患者からの感想
おすすめ度 ★★★★★

私は2007年春に白血病と同じ血液のがんである「悪性リンパ腫」を発症した。ドラマの廣瀬亜紀と同じように抗がん剤治療を受け、吐き気や痺れと闘い、当然のように全身の毛が抜け落ちた。半年に渡る治療の結果、抗がん剤との相性がよかったのか、悪運が強いのか、現在は寛解(がん細胞の集積が認められない状態)している。

このドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」は2004年の放送時には、実はあまり興味がなかった。世間では話題になっていたので、話の種に1度だけ観た。第10話であった。「見たことの無い女優」の演技が衝撃的だった。神々しいと思った。しかし、当時は白血病を身近に感じられなかったため、DVDを購入してまで観ることもなく年月が過ぎていった。

自分が「がん」になってみて初めて分かることは多い。抗がん剤を点滴した後の吐き気やダルさ、骨の髄が痛む感覚は、がんになる以前に経験したことはなかった。また、治療の回数を重ねていくと精神的にも追い詰められてくる。逃げ出したい自分との闘いになる。治療しながら、あの「見たことの無い女優」を思い出した。

もちろん「見たことの無い女優」が綾瀬はるかさんだということは、既に知っていたが、ドラマを今さらながらに観てみると、廣瀬亜紀を演じている「見たことの無い女優」は、奇跡の演技をしていた。他のどの女優も演じることのできない領域に踏み込んでいる。多くの人々に何度でも涙を流させるのは、この女優さんがある一線を踏み越えているから。

ある一線とは、私たちがん患者でも息をのむほどのリアリズム。演出ではなく演技ね。空港のシーンなどは減量の空腹で、本当にふらふらだったんじゃないかと心配になるほどだ。

当時、ほとんど新人だった綾瀬はるかの「驚演」に触発されて、脇役の俳優陣も最高のパフォーマンスで応えている。仲代達矢は流石だし、手塚理美・三浦友和の夫婦役も素晴らしかった。全ての出演者が好演しているが、キャスティングに注文をつけるとすれば、主役に始めから「山田孝之」ありきはいかがなものか。緒方直人とのバランスも実によくない。
私は、この二人の俳優にだけは最後まで感情移入出来なかった。

演出面では、廣瀬亜紀にCV(中心静脈カテーテル)が見られないのは不満である。がん患者といえばCVというぐらい、一般的なものであるし、勉強不足。

しかしながら、全てのミステイクを菩薩の如き一人の女優が救っている。必見。



人が人を愛するという事・人を想う優しさと辛さを改めて教えてもらいました。
おすすめ度 ★★★★★

柴咲コウさんのBESTを聴いたら「かたちあるもの」が入っていて
もう初めて観てから4年近く経つのに、時間を巻き戻されてしまいました。

映画版も観ていたし、1度全て見終わっていて、ストーリーも
これからどうなるのかも、解るのに、何故か涙が止まりません。

私と朔の年代が近く、私は高校時代に好きになった妻と結婚をして
今では、あきと同年代の娘が居て、そして少し小さいけど息子もいる

だから、父親の気持ちも朔太郎の気持ちも良く解る、なのに
涙が止まりませんでした。

本当に人を好きになると、とても辛いし、がんばらなければいけないのですよ

その事を、改めて教えてもらう事ができました。

日本のドラマの中では10年に1度出るか出ないかの名作です。
余計な先入観を持たずに感じるままに観て下さい。



忘れられない作品。
おすすめ度 ★★★★★

他の方がレビューで書いておられた通り、2人の物語が現実にあったのではないかと思ってしまう程に、主演の山田孝之さん、綾瀬はるかさんの演技が光っています。緒方直人さんのストーリーも並行して進んでいきますが、こちらもグッと胸に来る内容になってます。
ただのお涙頂戴の物語に終わらない(大袈裟かもしれませんが)生きる力を改めて貰えた作品でした。
ただただ一度観て貰いたいと思える作品です。



こんなに泣いたドラマ初めて
おすすめ度 ★★★★★

私はドラマ版セカチューは「奇跡の名作」だと思います。でも小説、映画との比較はしたくないです。なぜなら私は映画で初めてセカチューに出会い感動しドラマも見ようと思ったわけで映画あってのドラマでしたから。比較するのは野暮ってもんです(笑)

ドラマは各回全く話に無駄がなく、濃密な時間が終始描かれていた印象です。二人の出会いからあじさいの丘、自転車2人乗り、自己ベスト、夢島での一夜まではちらつく病の影がありながらも思いきり青春真っただ中でうらやましいくらいでした。
しかし後半はうって変わっての闘病生活。空港へ向かう電車から「私にとってここが天国だから…好きよサクちゃん」の最期までのシーンは信じられない位に泣きました。テレビでこんなに泣いたのは生まれて初めてでした。
ラストシーンは小林亜季と新たな生活にを迎え、さわやかさを感じましたが見終わった後はどうしようもない喪失感、無気力状態になり三日間はドラマのシーンばかりが頭をよぎりました。

私はもともとアウトサイダー的なところがありこのドラマも「お涙頂戴、泣かせてやろうの意図的作品」と勝手に考えて見向きもしませんでした。しかし映画を見てさらに亜紀がなんでサクにホレたかを詳しく知りたいからドラマを見たのですがこんな衝撃を受けるとは我ながら驚いてます。

大方の皆さんが言われるようにこのドラマはキャスト、脚本、時代・舞台設定すべてがリアルで「自分の身の周りにもいそうな奴、ありそうな話」だからこそどんどん入り込めるんだと思います。

ちなみに私は17歳の頃恋愛は一度もしてません。それでもここまで引きつけてくれるのは多分34歳である今の私がサクと亜紀のような輝ける恋愛をこの年になって初めて味わっているからだと考えます。人を一途に愛し信じることの尊さを教えてくれた最高のドラマでした。感謝してます。



深く考えさせる作品
おすすめ度 ★★★★★

映画(DVD)は,偶然みた。現代の部分の「あり得ぬストーリー展開」に仰天した。
原作(小説)も読んだ。映画よりはましだが、大衆文学に必須の「読者に読んでもらおうとする工夫」が全くないことに失望した。文章がうまくない割には、読者を突き放したところがある。「わかる人だけわかってもらえばよい」という態度では、万人の共感を得るのは難しい。

だから、ドラマ(DVD)は全く期待せずにみた。ところが、予想をはるかに上まわる出来に、よい意味で裏切られた。
このドラマの秀逸なところは、普通の人の目線で描かれていること、主人公のふたり(サクと亜紀)以外に、二人を囲む多くの人たちの思いを率直に伝えているところにある。言い換えると、ドラマをみる人に「傍観者でいることを許さないこと」と言える。
私の場合は、今まで余りに厳しく接したために娘に敬遠されてきた父親が、娘の命があとわずかと知った時に、なんとか関係を修復しようと、不器用に愛情を注ぐ姿にひかれた。
サクと亜紀をどのように励まそうかと苦悩する、担任の谷田部先生の姿にも、心を打たれた。これら脇役の巧みな心情の描写は、映画はむろん、原作にも描かれていない。

亡くなった人への思い(愛情)がいくら強くても、やがて生きている人に対する思い(愛情)の方が強くなる。
どんな人生(たとえ短いものであっても)にも、意味がある。なぜなら、残された人はその生きざまから力をもらえるから。
ドラマで最も言いたかったことは、上の2点に尽きる。

映画しかみずに「セカチューをバカにしている人」にこそみてほしい。
原作(小説)を一度だけ読んで、「古本屋に叩き売ろうとしている人」も同じである。


概要
小説は大ベストセラー、映画も大ヒットを記録した同名作品のTVドラマ版。一組の高校生カップルによって育まれた一途な純愛模様と、恋人の死をプレイ、リバースと悔恨することだけに費やしたその後の17年間を経てもなお、閉ざされ続けたままの主人公の思いとが交錯する形でこのラブストーリーは物語られていく。冒頭、荒涼とした赤土の絶壁に制服姿のサク(山田孝之)がたたずむ場面から圧巻。2004年、大学の病理研究室で働く朔太郎(緒形直人)は、高校時代の恩師である谷田部(松下由樹)から母校が取り壊されるとの手紙をもらう。思い起こされるサクと亜紀(綾瀬はるか)が眩しいほどに惹かれあった1987年の日々。
泣けるドラマが必ずしも優秀とは限らないが、この秀逸な泣けるドラマにおける演出の手厚さはやはり尋常ではないし、せつない思いを噛み締めるかのように歩みを進める脚本も実に丁重だ。サクと亜紀の両親やその友達、そして担任教師といったその周辺の人々にもスポットを当てることで、サクと亜紀の心情を微に入り細をうがってすくい上げており、よりじっくりとした味わいを加えているあたりはテレビドラマならではのよさである。(麻生結一)

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