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NHK大河ドラマ 信長 完全版 第壱集

緒形直人
おすすめ度:★★★★★
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神々しい信長像・・・
おすすめ度 ★★★★★

かなり前の作品なので、古臭い感じではありますが、信長好きの人にも、嫌いな人にも見てほしい作品です。躍動的な信長像ではありません、繊細であり神々しくもあります。濃姫とのやり取りで、「掃除をいたせ!」とかおっしゃるあたりは、う〜ん信長らしい!と思うのであります。オープニングの曲も何回も聞くうちに、この信長像とぴったりと思いました。先入観無しに是非見て頂きたい作品です。緒方直人さんも若かったのに良く演じていると思います。



独創的。。。
おすすめ度 ★★★★☆

ポイント1
緒形直人の信長は重厚感とは異なりますが名演です。
神経質(と言われる)な信長を巧みに演じてると思います。
ポイント2
架空の加納随天の存在が良いです。
放映当時は実在人物かと思ってました。緒形直人の信長にはこの易占いが存在した方がむしろリアリティがあると思いました。
信長が冥界/亡者と接する場面を盛り込む事で単なる戦国ドラマとは異なる魅力により長丁場の鑑賞も飽きません。
信長の暗黒面を描きたかった為に随天は登場したのかも。。。
ポイント3
宣教師フロイス目線。フランク・ニールのたどたどしさがユーモラスで鬼神信長とのカラミもオモシロく名演です。
ポイント4
画像処理。放映当時は暗くて観にくいとのクレームが話題でした。確かに暗いです。

大河ドラマは長丁場でツライものが多いのですがこれはあと20話くらいあっても私は観れます。
竹中直人の秀吉も観たいのですが誰が邪魔してるのかDVD化されておらず残念です。



田向正健(原作・脚本)ならではの「信長」ワールドを満喫
おすすめ度 ★★★★★

 本作品をひと言で述べれば、田向正健でなければ決して創造し得なかった「信長」のドラマであると思う。普通の有触れた戦国ものを期待する方にとっては違和感を覚えるかもしれない。しかしそこには非常に味わい深く奥の深い人生観、世界観が展開される。イエズス会宣教師ルイス・フロイスという外国人からみた日本を描いた壮大なスケールの大河ドラマである。
 ドラマは1585年(天正13年)キリシタン天正少年使節がローマ教皇グレゴリオ13世に謁見するところから始まる。実際にロケをした非常に美しい場面。信長は尾張国那古野城・大広間での6歳の吉法師から登場。女物の派手な着物に袖を通し、大広間いっぱい走り回る幼き信長。
 船越英二の織田信定、林隆三の信秀、芦田伸介の斉藤道三、平幹二朗の加納随天、稲川淳二のロレンソ修道士、仲村トオルの木下藤吉郎などの名脇役の演技も十分に楽しめる。
 本作品が「新しい信長像」を創造したのは間違いない。それを好むか好まないかは、見る人の自由であろう。テーマ音楽の“おお闇の彼方 聴けよ星の歩み月のうた 未知なる海に辿り着かん”の独唱が、全てを物語っていると思う。若い人にもぜひ全話を見て欲しい味わい深い大河ドラマである。











名脚本家:田向正健ならではの“信長”の物語
おすすめ度 ★★★★★

ここで描かれる新しい信長像は、よくある普通の時代劇イメージを期待する人にとっては少し戸惑うかもしれない。タイトルに“KING OF ZIPANGU”がつけられている様に宣教師ルイス・フロイスの目に映じた信長と戦国を生きた人々を描く本作品は、外国人から見た戦国の日本を描く非常にスケールの大きなドラマとなっている。
冒頭は1585年(天正13年)キリシタン天正少年使節がローマ教皇グレゴリオ13世に謁見するシーンからはじまる。ローマロケを敢行した非常に美しい導入部は感動的。織田信定(船越英二)、信英(林隆三)、るい(高橋惠子)、菊池桃子(濃姫)、斉藤道三(芦田伸介)、加納随天(平幹二朗)、柴田勝家(滝田栄)、仲村トオル(木下藤吉郎)等、信長(緒形直人)を取り巻く芸達者な面々。重みと深みのある演技。今となっては当時の大河ドラマの作風も非常に味のあるものになっている。日本人初の修道士ロレンソ(稲川淳二)などまさに田向脚本ならではの描き方。
“おお 闇の彼方 聴けよ 星の歩み 月のうた 未知なる海に 辿り着かん”
テーマ音楽でバリトン独唱されるこの言葉の意味を考えながら心ゆくまで戦国ドラマを味わって欲しい。太陽と月の限りなく美しいタイトルバックとダイナミックかつ詩情豊かな毛利蔵人の音楽も素晴らしい。特に現代の若い人たちに見て欲しいNHK大河ドラマの傑作。




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