土曜ドラマとしては鶴田浩二さん主演以来の秀作おすすめ度
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「フルスイング」という言葉。これは何か。仕事はともかく、なかなかそのような人に接することはない。私たちはどうか。全力で、腰に力を入れて、対象を見つめ、両手を絞って、考えることを停止した瞬間にスイングしているだろうか。
活字としての原作の良し悪しには各様に意見があるようだが、これは週刊誌業界に詳しい方にコメントをお願いしたい。ここでは、ドラマに仕上げた脚本の森下さん、関さん、さわださん、それを見事に表現した演出の渡辺さん、大橋さん、主人公と周辺をバランスさせた統括の鈴木さん、タイトルの本質を響かせた音楽のおかもとさん、夏川さん、そして上っ面だけの目立つ昨今のドラマを脱した出演者とエキストラのみなさんの渾身の力を、みなさまにも是非一度ごらん頂きたい、と申し上げたい。
個人力と組織力のインタラクションが、主人公高畠さんの「天命を知る」年代は惰性で転がることではないことを描き、私たちに内省を迫る。スポーツ選手は、よく根性とか忍耐とかを口にするが、本ドラマでは夢と気力である。これは、うまく表現し切れていないような気がする。前者は自己実現とかビジョン・目的など立てるものを示し、後者は関与あるいはモチベーションなどでそれらが内包している持続する精神や行動の傾向を示しているのではないか、と思う。9回裏、ツーアウト、ランナーなし(第6回)。これが正念場(第5回)というものだろう。このとき道はあるか。見る人次第。
最後に、東京学芸大学の剣道部女子の皆さんのすがすがしい稽古姿が印象的であったことを記しておきたい。高橋克美さんがまともに面を食らうと痛いねえ、と述べていた。私も経験あるが、涙が出る。でも時任先生との練習で、クタクタになってからの無我のフルスイングでの胴打ちは決まった!
全6回、計348分。レーベルは108本の縫い目で知られる硬球のデザイン。
テレビを観ながら 何度泣いたでしょう?!おすすめ度
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第1話から 放映中に3回泣きました・・・この混沌とした時代に、視聴率至上主義の中にあって、製作者並びに出演者そして、この話の基になった高畠氏の人生観に涙しました。
決して、安くない買い物です、自分にとってですが、この映像を1人で楽しみたいです、大いに1人で泣きたい為に、中年、そして、若い学生さん、そして、多くの悩める皆さんに対する応援歌となりえる番組と思います。
番組では描かれなかったコメントや裏話が挿入されているとの事、発売6月25日が楽しみです、原作も購入しました。
高橋克美さん ハマってますね!
くだらない、殴りあいや喫煙や飲酒を番組で放映するどうジャンルの番組とは、比べ物にならない良い番組です、皆さんも泣けますよ!
この番組 → オススメです。
待ち望んでいたDVD化おすすめ度
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早くDVD化しないかなぁ〜と待ち望んでいた「フルスイング」の発売日がやっと決まりました。
生徒に暑苦しく当たるのではなく、自然に生徒を励ます姿に感動しました!
ネクタイをシュレッダーに入れたり、おちゃめな一面を持ちつつ、心に熱いものを秘めてる。
野球という一つの媒体を通して生徒を成長させる、そんな先生はいないですね。
自分の周りにもこういう立派な先生がいたら、学校生活ももっと充実したものになるだろうと思いました。
放送終了直後にDVD化が決まったNHK土曜ドラマの感動作おすすめ度
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何しろ主演の高橋克実が素晴らしい!元プロ野球のコーチで、型破りな59歳の新人教師という役がぴったり合っている。妻を演じた伊藤蘭も、このドラマの撮影前に舞台でも高橋克実と夫婦役を演じていたということで、息がぴったり!DVD化を決めてくれたNHK有難う!
新しいタイプの熱血教師像
おすすめ度 ★★★★★
ありきたりの熱血教師ドラマと思ったら大間違い。主人公は確かに熱く、むしろ暑苦しいくらいの男であるが、決してでしゃばらない。問題を解決するのは当事者本人。常に包容力溢れる優しい笑顔で温かく見守り、解決のすべに気づかせ、問題を解決させる。熱いのに控えめ、熱いのに説教臭くない、愛すべき新しいタイプの教師像を連続ドラマ初主演の高橋克実が好演し、爽やかな感動を呼びます。
因みに主演の高橋は本作の演技により「ギャラクシー賞2008年2月度月間賞」を受賞しています。