この大胆な書を読んで中国を観るとどうなるか。おすすめ度
★★★★★
北京オリンピック前にこの書を読んでいたほうが良いかも。なんんという大胆な内容。
原作 井沢元彦、漫画 波多野秀行。内容はこんな作品作って大丈夫ななの?
結構勇気ある御仁もいるんだなぁ。と逆に心配になる。
『中華思想』、更に『儒教思想』があの大地にあったからこそ、中国共産党が『共産主義思想』を自己薬籠中のものにできた。この根源指摘は鋭い。
他国の思想を受け入れるのは その地に根付いている思想なのである。
そして、我が国の聖徳太子が中国皇帝に出した「日出る処の天子、日没する処の天子に書を致す」という文書のすごい迫力。聖徳太子をあらためて尊敬しました。
同時に現在の中国の現状をかなり覚めて伝えていると思った。
しかし、中国崩壊の予測を大胆に描いた作者たち、すごいとしか言いようがない。
私は唖然とした。
「中華思想」&「儒教思想」&「(中国)共産主義」って、なんだか"ジャイアン"っぽいおすすめ度
★★★★★
最近、食の安全に関する問題・チベット問題など、中国に関するニュースをテレビで見ない日はありません。そこでテレビで出てくる中国人の発言・行動を見て、「何故 あの中国人(政治家, エリート層...)は あのように振舞うのだろう?」と思われることも少なくないことでしょう。そのような疑問に本書は一つの答えを提示しています。ズバリ「中華思想」(=中国が世界の中心であり、その文化、思想が最も価値のあるものとし、漢民族以外の異民族の独自文化の価値を認めず、「化外の民」として教化の対象とみなす思想。(Wikipediaより)) この中華思想が儒教思想や共産主義思想とうまくマッチした(→ 何れにしても"エリート万歳")、という下りには思わず唸りましたね。なんだかドラえもんの「ジャイアン」っぽい感が。。。本のタイトルとは裏腹に、実は本書はそういう中華思想の流れが良く分かる入門書にもなっています。
本書でも書かれていますが、国家と個人は切り分けて考えるべきでしょう。本書で述べられているような見解はリスク管理の意味で重要でしょうが、「中国は敵として扱えば、敵になる」(米国元高官)わけでして、個々の中国人と接する際には変な先入観を持ちこまないことも重要だと思います。(← 中国人同僚・留学生との交流を通じて)
なお本書は「そして中国の崩壊が始まる」(飛鳥新社(2006/08))を改題・加筆・文庫化したものですが、その親本で既に今日の中国のニュースに関することを指摘していたのは流石と言うべきでしょう。
中国の現状を知れました
おすすめ度 ★★★★★
中国の現状を再び知れました
もうGoogleは使いません
中国は本当に鬼畜な国です