蛇足かもおすすめ度
★★★☆☆
毎度お馴染みPK。これまでならば、純正のものがβ版のような扱いで、PKをインストールすることにより、その魅力を最大限に楽しめるというものになっていた(それがまずおかしいのだけれどもそれはここで問題にしない)。だけれど、こと「革新」においては、PKなど無くても、ある程度まではシステムとして出来上がっていたために、PKを加えることによって、何か別のゲームのような気持ちにさせられた。
従来のシステムを引き継ぎつつ重層的な魅力を与えようという試みだと思うのだが、どうにも大雑把な印象。南蛮技術によって弓が大幅にパワーアップされたが、鉄砲よりも射程が長いというのは如何なものか。「苗刀」での足軽のパワーアップも大幅に過ぎる。また、特産品での交易も結局大雑把なものになってしまっていて、地域の特色は薄い。
アイディアは凄く良いのだが、PKを入れることにより、それに寄り掛かる割合が増え、散漫に仕上がっている印象だ。
この「革新」PKだけは、できれば純正のものもプレイして、好みによって使い分けた方が良いように思う。遊び方は広がったが、その分蛇足も多い。素直に手放しで喜べるPKではなかったのではないだろうか。
EASYモードがほしいおすすめ度
★★★☆☆
やりこんだ人にはぬるいんだろうけど
革新は最初がきついんで、そこでゲームを止めてしまうんで
EASYモードがほしかとです。
パワーアップキットは、とりあえず、出してくれたんで
そこを評価します。革新ははまれば十分にもとがとれる
ゲームだと信じてます。ゲームのコンセプトはすごい
いいと思う。
まあ満足
おすすめ度 ★★★★☆
武田、上杉、北条あたりのパワーバランスが崩れると巨大勢力に急成長して手がつけられなくなるのは本体と変わっていません。全体兵力が多くなりすぎて、最終的には当時の日本の人口を超えてしまうのでは?というところも相変わらず謎な部分です。(地方毎の人数制限を設けたらいいのに)
諸勢力の挙動も、何度かやると大体見えてきてしまいますが、策略がうまくはまるととてもいい感じです。助けを頼んでいてもなかなか出てきてくれない時も、いい意味でもどかしさを感じます。ただ、もう少し個性や意外性(地域性?)、武将の出身などによる交渉の正否などもあったらいいのでは、と思います(隠しで既にあるとも思えないので)
それでも星4つなのは、大名によってはハードなので、何度も挑戦して楽しめるからでしょうか。できたら決戦場とか、忍者による暗殺とか、包囲網以外に巨大勢力を封殺するイベントを設けるとか、そういう要素も入れられたら、バランス良く、もっと面白くできるのでは、と思うのですけど・・。
概要
多くのユーザーに愛されている歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズの第12作PC版に待望のパワーアップキットが登場。追加される機能として、「南蛮技術」では、諸外国と“特産品”を使った貿易を行うことで、南蛮技術を獲得することが可能。 鉄砲隊の攻撃力と防御力がアップする“フリントロック式銃”や技術開発の期間を短縮する“活版印刷”など、既存技術よりも強力な「南蛮技術」が手に入る。「諸勢力」では、内政が有利になる“寺社衆”、計略に長けた“忍者衆”、軍事効果が高まる“国人衆”などが登場。 彼らを味方につけると自動的にプレイヤーを支援してくれるので、彼ら同士の相性や特性を考慮し、状況に応じて使い分けることが重要だ。
「譜代家臣」は、支城を建設して配下武将に与えることで「譜代家臣」へと取り立てることが可能。譜代家臣になった武将は俸禄が不要となり、能力値や部隊兵数が上昇する。武将の能力によっては与えた支城に特殊効果もつく。また、史実シナリオ2本、仮想シナリオ1本、100人の新武将が登場し、プレイを盛り上げてくれる。他にも武将や勢力、城を自由に編集できるエディット機能、多岐に渡るモードの設定切り替えが可能で、プレイヤー好みのゲーム世界が構築できる。新しい刺激が欲しかったユーザーには特にお薦めの一本だ。(三井貴美子)