記憶喪失で自分のアイデンティティを半ば失っている少年が、偽りの平穏の瓦解をきっかけに、唯一の家族である姉や自分自身の存在を見つめてゆく…という少々重い軸がありながら、少年がうろたえるほどの美人である姉との甘々なやりとり、嫌悪感を呼ばないソフトな色気、はたまた「戦闘は破壊力!」と言わんばかりのごついハイテク武器の存在が、いい意味で安心して見られる本へと昇華させているように思えます。
■ハイブリッド メカ+美少女(?)アクション■おすすめ度
★★★★★
2年前の事故で両親と自分の記憶を失い、姉であるツバメと二人暮しをしている高校生倉敷敦河。ドジだけど美人でスタイルのいいツバメに好意を抱いている彼だが、ある日、ふとしたことからドキドキが止まらなくなり、未知の怪物「ファントム」を呼び寄せてしまう。
ファントムに襲われる彼を助けたのは見慣れぬ戦闘服に身を包んだツバメだった。敦河は「源始の心臓(オリジン・ハート)」を持つエネルギー体質。エネルギーを求めるファントムは敦河がドキドキしたとき、察知して出現するのだ。
ツバメは彼を守りに来た銀河連邦調査局の宇宙人だという。空間跳躍を自在に使いこなすファントムに対し、ツバメは敦河の「源始の心臓」の力を借り、ファントム撃退に成功する。
ツバメの協力もあって今までどおりの幸福な日々を続ける敦河だが、ある日同級生の美樹原遥を戦いに巻き込んでしまう。
二人きりの家族である姉に好意を抱いていたが、当の姉が宇宙人で自分自身はわけのわからない物を体内に持っていた。価値観がひっくり返されそうなシチュエーションの中、敦河はツバメとの幸せな日常を噛み締めながらも、自分の弱さを認識する――。
あらすじだけを書いていくとハードなストーリーだが、ほのぼのとした展開、そしてなによりヒロインのツバメや遙の可愛らしさがオブラートになってそんな事をまったく感じさせない。特に「姉」系メインヒロインであるツバメの敦河の甘やかしっぷりや、健全なお色気などが本作の魅力であろう。本編は130ページほどしかないが、場面一つ一つがかっちりと作られ、ストーリーの密度も高いため、何度も楽しめる。
メカやアクション、そして美少女(ツバメの年齢は不明なため、こう称していいかは迷うところだが)ラブコメが好きな人にはお勧めの、ハイブリッドな作品である。
ドキドキ姉コミックおすすめ度
★★★★★
優しくて美人でおっとりツバメ姉さんにドキドキすると怪物を呼び寄せてしまう主人公。
でも、その時ツバメ姉さんは、弟を護るためカッコよくて強いお姉さんに変身!
姉弟モノとしての甘甘さも十分で、表紙デザインにビビッと来た人・強くて可愛いお姉さん好きの人・ダダ甘のお姉ちゃん好きの人ならぜひ読んでみる事をおすすめします。
けっこうおもしろい
おすすめ度 ★★★★☆
思った以上におもしろいし、絵もうまい。しかし、内容は5話しか入ってないので微妙。値段が安いから妥当かな?