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マキアヴェッリ語録 (新潮文庫) |
まったく偶然手に取った一冊ですがその強烈な主張に一気に引き込まれてしまった、
訳がうまいというのもあると思いますが400年の歴史を超えてここまで影響力を与えられることに妙に感動してしまう。 君主たるのも各あるべき口調ですが、ひとのこころはいつの時代も変わらないことを再確認させてくれます。 ひとを導く手段に光と影があるならば本書は影の主張です、かたく言うと性悪説的見解でそれならばこうせよというスタンスです。 読後にレビューを拝見したわけですが、20年以上前とかなり古い出版と原典なのにビックリするほどの評価数と高さに驚きました。 |
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫 |
まず、この上下巻を読むことによって、以後のローマ人を通読する際の諸前提となる。
ローマ史を概観するためには、やはり順次読み解くのがよいと思われる。 |
ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) 新潮文庫 |
この巻の出来も立派だと思います。複雑な周辺事情をも正しい順序
で説明してくれているのでしょうかね。 お話はギリシアへの派遣視察団が帰国するところから続きます。前 449年十二表法の制定により、共和制ローマとして、ローマ人は歩 み始めます。塩野さんの説明がすごくわかりやすかったのは、この 共和制というのが、現在のフランスの共和制などとはまったく異質 の政体であるこというものでした。翻訳の問題なのだろうが、歴史 を志すものには重要なポイントなので、イメージだけでもしっかり 持ちたいところ。といいつつ私もすこし忘れている。しかし、彼ら の文明はこの時期に法律が必要なほど高いものだったとも考えられ るし、日本では成文法は聖徳太子の17条の憲法(604年)まで法律が なくても、モラルのあった生活をしていたとも考えられる。 ■ ともかく政体を変える事により、躍進するかと思った共和制ロ ーマなのですが、文化レベルでは蛮族と言わざるを得ない、ケルト 人により、壊滅的な敗北をすることになります。これが前390年の出 来事です。このケルト人は去年流行したceltic womanや、有名なenya もそうですし、もっとも好きなのはThe Chieftains等、他にリバー ダンスなどの文化の源流たるケルト人ですが、このころは蛮族でしか なかったんですね。しかし、この時期は森に棲む民族として、広く生 きていました。ドイツにも、スイスにも、フランスにも、スペインに も。375年にゲルマン人の大移動が始まるまでは、深い森の中でケルト 人は暮らしていたのですね。 さまざまな様子が事細かにかかれていて、非常に読後感も素晴らしい ものでした。 |
ゆうべ 塩野七生 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!
大阪を中心に活動している 塩野七生。幅広いジャンルをフルにミックスしたプレイで、サマソニ東京を盛り上げてくれるに違いない。
踊れて、泣けて、そして最後は声高らかに歌いたくなる、まさにジャンルレスな名曲。悩み多き日々に、そっと背中を押してくれる強くて優しい作品がここに完成した。
これからもますますの活躍が楽しみですね(^^ゞ
『 運命が明日なにを決定するかを問うな。瞬間こそ我々のものである。さあ、瞬間を味わおうではないか! 』( リュッケルト )
まあそういうことだ。
塩野七生さんの「日本人へ」64
世間では今やオリンピックが話題の中心だが、少し前のサミットに関連して、今月の文藝春秋の掲題連載は、「サミット・雑感」であった。サミットはもうやめたらいいのではないか、と塩野さんはいう。サミットは、日本が他の国の顔色を気にせず正規メンバー ...
五木寛之・塩野七生「おとな二人の午後」
大好きな塩野七生(しおのななみ)サンと昔、よく読んだ五木寛之サンの対談集です。 2000.6 世界文化社・刊 ¥¥2000 五木サンが、塩野サン在住のローマまで出かけて行って対談しました。 ホテル・インギルテッラのローマン・ガーデンにて ...
「ルネサンスの女たち」 塩野七生
が出来ました現在においても特殊な環境にあるキプロスもっとよく知るならビザンチン帝国から始めないといけないのか? でも、今はルネサンスだけで手一杯です ハイ. ルネサンスの女たち (塩野七生ルネサンス著作集). ルネサンスの女たち (塩野七生 ...
塩野七生のバースデー
塩野七生さんの生まれは、07月07日です。 塩野七生さんの生まれた日がが 1937年の07月07日だと知っていましたか? まさか、?塩野七生さんを知らないんですか!? んふふふ。 ネットに流出させないでくださいよ。 塩野七生さんの秘密は・・・ ...
baddebtrecovered さんのレビュー
塩野さんは、主人公にゾッコン惚れ込んでるんだなぁと。
ローマは一日して成らず
お盆休みの間に塩野七生さんの「ローマ人の物語(2)-ローマは一日にして成らず(下)」を読みました。私は日本人としてのプライドをこの作家の存在に感じます。歴史の好きな私は大佛次郎さんの「パリ燃ゆ」や阿部勤也さんの本にも感動しましたが、あくびが出 ...
『ルネサンスとは何であったのか』塩野七生
塩野七生『ルネサンスとは何であったのか』新潮文庫、を読みました。 塩野さんのローマ物は、あまり読んでいません。 ルネサンスについても、高校の世界史の知識の域を出ていません。 そういう素人にとって、ルネサンスの奥深さを感じることができました ...
塩野七生「ローマ人の物語〈22〉危機と克服(中)」
ネロの死後、ガルバ、オトー、ヴィテリウスと内乱状態になったローマ帝国。 そして、その後の帝国の統治を行うヴァスパシアヌス。 ローマ帝国の内乱に乗じて起こったガリア、ユダヤの2つの反乱。 その鎮圧と、平和の復興を旗印に、 ...
[漫画]チェーザレ
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (塩野七生ルネサンス著作集). 作者: 塩野七生; 出版社/メーカー: 新潮社; 発売日: 2001/07; メディア: 単行本. を読んだのですが、5巻になっても枢機卿になっていないので冒頭の数ページ分にしか達していませ ...
『ロードス島攻防記』 塩野七生著
塩野七生作品を読むのは久し振り。なかなか苦戦しました 物語のさわりが少しあって、すぐ聖ヨハネ騎士団など登場する団体や人・島などの説明が入り、再び物語に戻ってくるのが69頁。そこまでは行きつ戻りつしながら内容把握にがんばりました 話が始まって ...